前輪を上げるバイク
TRIAL

サンドラ・ゴメス選手

ライダーの概要

サンドラ・ゴメス選手は、スペイン・マドリード出身の女性トライアルライダー/エンデューロライダーです。幼少期から家族と共にバイクに慣れ親しみ、初めてのトライアル大会を6歳ごろに経験した彼女は、トライアルでもエンデューロでも名を知られるライダーになりました。

トライアルに関しては、2011年と2014年の2度、スペイン女子トライアルチャンピオンに輝いた女性選手として名前が知られています。現在は、トライアル・デ・ナシオン(Trial des Nation)のスペインチームのメンバーとしても活躍しています。

ちなみにトライアル・デ・ナシオンとは、国際モーターサイクリズム連盟 (FIM) が主催する大会のことです。2000年から女性クラスも開催されています。トライアル・デ・ナシオンでは、国ごとに競い合うことになります。

また、サンドラ・ゴメス選手は、トライアルの他にも伝統的なエンデューロ (ISDE) でスペインのチームを率いる選手でもあります。スペインの中でも完成度の高いオートバイ・テクニックを持つサンドラ・ゴメス選手の技術は、エンデューロ・トライアルともに表彰台にのぼる世界レベルのライダーの一人といえます。

戦績・活動

サンドラ・ゴメス選手は、2003年に初めてスペインのナショナルシリーズに出場し、4位になりました。経験豊富なライダーと競い合いながらも、安定した成績を収めています。2008年には、トライアル世界選手権 女子のAクラスで3位となりました。とはいえ、このシーズンの初めには膝を骨折しており、2回手術を受けるといった不運にも見舞われていました。ベルギーでの第1ラウンドには間に合いませんでしたが、スペインとアンドラでさらに2ラウンド行うまでに快復しました。

また、この戦績をきっかけに、サンドラ・ゴメス選手はライア・サンツやミレイア・コンデとともに、スペインの女性トライアル・デ・ナシオンのチームに加入が決まりました。なお、スペインのアンドラで開催された大会にて、スペインチームは見事に優勝をおさめています。

オッサファクトリーと契約した2013年は、スペインシリーズではミレイア・コンデに6ポイントの差をつけられて2位となりましたが、2014年には3戦で優勝し、タイトルを奪還しました。FIM世界選手権でも4戦中3戦で表彰台に上がり、見事3位に輝きました。

2018年には、日本で開催されたFIM世界女子選手権の開幕戦で2位という好成績でスタート。フランスでの表彰台を含む好成績を残し続け、選手権2位でシーズンを終えました。