若き女性レーサー、平野ルナの挑戦
平野ルナは、2024年に新設されるFIM女子世界選手権への参戦が決まった、注目の若手レーサーです。1999年10月17日生まれの24歳で、東京都出身。小さい頃からモーターサイクルに魅了され、ポケバイからレーシングキャリアをスタートさせました。
平野選手は、2010年に全日本ポケバイ選手権でフレッシュマン優勝、2011年にはノービスノーマルクラスでも優勝を飾るなど、若手の頃から頭角を現していました。その後も、CBR250R DREAMCUPやつくばロード選手権などで活躍し、2017年には全日本ロードレース選手権ST600クラスで2勝を挙げるなど、着実に実力を付けてきました。
2018年からは全日本ロードレース選手権ST600クラスにフル参戦し、2019年にはTransMap Racing with ACE CAFE + Team LUNAとして活動。徐々に上位を目指す存在になってきました。そして、2024年、ついに世界の舞台への挑戦が決まったのです。
FIM女子世界選手権は、18歳以上の女性ライダーのみが参加可能な新設の大会です。マシンはヤマハYZF-R7のワンメイクで、ヨーロッパの6つのサーキットを舞台に行われます。金曜日のスーパーポール(予選)、土曜日のレース1、日曜日のレース2と、週末を通して熱戦が繰り広げられます。
平野選手は、この大会への参戦を心待ちにしているようです。「世界の舞台で戦える機会をいただけて本当に光栄です。今までの経験を活かし、最高の結果を残せるよう全力で戦いたいと思います」と意気込みを語っています。
平野ルナの戦績と活動
これまでの戦績を見ると、平野選手の強さが伺えます。2010年のポケバイ選手権優勝を皮切りに、CBR250R DREAMCUPやつくばロード選手権、全日本ロードレース選手権と、着実に実力を高めてきました。2017年の全日本ロードレース選手権ST600クラスでの2勝は特に印象的で、その時の活躍ぶりから、世界の舞台でも通用する実力を持っていると評価されています。
そんな平野選手の魅力は、単なる実力だけではありません。ファンの心を掴む明るく前向きな性格も大きな魅力の一つです。レース後のインタビューでは、常に笑顔を絶やさず、レースの楽しさや感動を語ります。「レースを通して、多くの方に女性ライダーの魅力を伝えていきたい」と話す平野選手の言葉からは、ファンへの想いが感じられます。
2024年、平野ルナ選手がFIM女子世界選手権で世界の頂点を目指す。若手ながら着実に実力を付けてきた彼女の活躍に、多くのファンが注目しているはずです。レースを愛する人々の期待に応えるべく、平野選手が世界の舞台で羽ばたいていく姿を、ぜひ見守っていきたいと思います。